ウサギ
lagophthalmos

兎眼とは意識して眼を閉じようとしても十分に閉じることが出来ない状態を言います。
その結果、涙が眼の表面を均一に覆うことが出来ず、ドライアイになり角膜上皮障害を起こしてきます。
原因は、顔面神経(顔の表情を作っている神経)麻痺が最も多く、夜間兎眼症(寝ている時に眼が開く)、 甲状腺機能亢進、重症筋無力症、老人性外反症、昏睡患者などに見られます。
治療は人工涙液の頻回点眼、就寝前の軟膏点入。 重症例では上下の瞼を縫合することもあります。